シンプルママの子育て

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【赤ちゃんと海外旅行】0歳児で麻疹(はしか)の予防接種!『世界的に流行中のはしか対策。自費でMRワクチンを受けました』

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こんにちは。シンプルママです。

夫の仕事で、急遽我が子を連れて渡航することに。行き先はタイ。はじめての赤ちゃん連れの海外にドキドキしながら準備に追われております。そんな中、心配なニュースが舞い込んできました。

麻疹(はしか)が世界的に大流行中

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WHOによると、今年1~3月の世界の麻疹(はしか)の感染者(暫定)は約4倍に増加したそうです。感染報告は170カ国に上っており、米ニューヨーク市は4月、一部地域に公衆衛生上の非常事態を宣言しているほどの事態となっています。特に、エチオピア、タイ、ベトナム、フィリピン、ミャンマー、ウクライナ、インド、ブラジル、マダガスカルなどからの報告数が特に多いとのことで、、タイ入ってる!

 

麻疹(はしか)とは?

感染力が非常に強く、簡単に人から人に感染する急性のウイルス性発しん性感染症です。
麻疹ウイルスは空気中の麻疹ウイルスを吸い込むことによる感染(空気感染)や、咳(せき)などのしぶきによる飛沫(ひまつ)感染、接触感染で起こります。空気感染、飛沫感染、接触感染で、その感染力は非常に強いと言われており、免疫を持っていない人が感染するとほぼ発症してしまいます。

 

麻疹(はしか)の症状

感染してから約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。2~3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発疹が出現します。肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者1000人に1人の割合で脳炎が発症すると言われ、死亡する場合もあります。

 

予防接種で予防するしかない!

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予防接種が1番有効です。

空気感染するので、マスクでも手洗いでも防ぐことのできない病気です。摂取するワクチンは、予防接種スケジュールにも記載がある、MRワクチンです!
1度摂取すれば、2〜3週間後から抗体ができはじめ、1ヶ月後には95%の抗体力が出来上がるそうです。市では定期の予防接種(無料、1歳時(満1歳~満2歳)と小学校就学前(1年間)の2回を実施しています。それ以外のかたは自費による予防接種が可能とのことでしたので、生後11ヶ月の我が子は、自費で受けることになります。病院によって値段が異なるので、気になる病院が何軒かありましたら、問い合わせて金額を聞いておくことをおすすめします。都内病院では、MRワクチン1回8,000円〜15,000円と大きな差がありました。

 

パパとママは大丈夫?

パパとママも必ず自分の母子手帳をチェックしましょう。麻疹(はしか)にかかったことがない方、麻疹の予防接種を受けたことがない方、ワクチンを1回しか接種していない方または予防接種を受けたかどうかがわからない方には、ワクチン接種をおすすめします。

 

標準的な接種時期は1歳ですが..

生後6ヶ月〜11ヶ月からでもMRワクチンを摂取できる

母からの移行抗体(胎盤経由で母の抗体を貰って生まれてくる事)が生後4~6ヶ月までにほぼ消失してしまうので、0歳児でも麻疹の感染状況は全体の10%をしめています。
生後6ヶ月位で接種するとよさそうに思えますが、移行抗体が残ってるとワクチン成分を食べてしまい免疫誘導できない(=接種が無駄になる)可能性もあるので、日本では1歳未満の摂取は採用されていません。
しかし、麻疹が流行している国へ渡航する場合などには、生後6ヶ月〜11ヶ月の時に摂取するケースがあります。我が子の場合は生後11ヶ月でしたので、医師と相談した上で、1ヶ月早めに摂取することにいたしました。

🔻日本小児科学会の麻疹、風疹に関する情報です

https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/VIS_16mashin.fushin.pdf

 

海外に行かない方も...

1歳になったらすぐに摂取を!

麻疹の合併症が乳幼児に多い事を考えると、1歳になってすぐ、誕生日に接種する位の気持ちで、まず1回目の接種を受けましょう!続いて幼稚園年長さん相当の年齢でもう1回受けます。この2回接種が基本です。
2回目の摂取で99%の抗体ができるそうなので、必ず受けさせたいワクチンです!

 

最後に。

念には念を。我が子もしっかりMRワクチン(麻疹の予防接種)を受けて、渡航に臨みます。現段階で懸念する感染症を防げるすべがあるのであれば、事前に対策しておきたいですよね。
ぜひかかりつけの病院に問い合わせてみることをおすすめします。